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内視鏡とは
外から観察することの出来ない消化器系を検査・治療するための医療器具です。観察範囲は、食道~胃~小腸の一部(上部消化菅)です。先端にカメラがついていて、リアルタイムで画像を見ながら観察する事が出来ます。
また、先端から電気メスを利用して治療を行ったり、先端から小さな鉗子(かんし)等を使って、早期ガンの一部やポリープの切除など、生体組織のサンプルを取ることが出来ます。当院では経口内視鏡、経鼻内視鏡の両方を取り扱っております。
- 経口内視鏡
- 経鼻内視鏡
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内視鏡検査の流れ
<事前準備>
◆事前検査
安全に検査を受けていただくため、体の状態を把握する目的で心電図検査・尿検査・採血などを行う事があります。服用しているお薬の種類によっては、検査前に飲まないようにお願いする場合があります。また、薬によるアレルギーの既往のある方は事前に担当医にご相談下さい。 - ◆検査前日
夕食は、午後9時までに済ませます。それ以降の飲食は控えて下さい。水やジュース、お茶、牛乳などの水分摂取はOKです。 - ◆検査当日
検査が終わるまで飲食・水以外の水分(ジュース、お茶、牛乳など)は控えて下さい。当日は腹巻・和服・ボディスーツ・ガードルなど体を締め付けるような服装は避けて下さい。 - <内視鏡検査>
◆当日、医院にて
2階の「胃カメラ室」にて前処置及び内視鏡検査を行います。
①喉の麻酔を3分ほど喉に溜め、その後ゆっくり飲んで頂きます。
②緊張を和らげるお薬を注射します。
③体の左側を下にして横を向いて寝ます。
④経口の方は口から、経鼻の方は鼻から内視鏡を挿入し、検査を行います。検査時間は5~10分程度です。 - ◆検査後
検査後は隣の「観察室」にて1時間ほど休憩を摂って頂きます。喉の麻痺がひくまで飲食は避けて下さい。検査後はお車の運転、激しい運動、長風呂は避けて下さい。